【企業の為の低コストでの採用活動】SNSを使った採用活動(ソーシャルリクルーティング)を解説!!

ナレッジ

筆者:石崎 達也 Ishizaki Tatsuya
ビジネスSNSマーケター
1998年生 東京都江戸川区在住
趣味:釣り・ギター
保有資格:基本情報技術者

     応用情報技術者
     情報セキュリティマネジメント
     ビジネスキャリア検定 マーケティング2級

「新しく採用活動を始めたい」
「今の求人媒体の掲載料が高すぎる」
「大手の求人に埋もれて人が集まらない」
 
といった採用活動に関して課題や要望をお持ちの方へ、
今回はSNSを使った採用活動であるソーシャルリクルーティングについて解説します。

企業でのSNS運用の始め方を解説します!企業PR・広告・顧客との関係性構築を目的としたSNS運用とは?
企業でのSNS運用の始め方を解説します!企業PR・広告・顧客との関係性構築を目的としたSNS運用とは?
「SNSを使って自社をアピールしたい」「お客様の声を直接聞いて商品やサービスの改善に役立てたい」「採用活動にSNSを使ってみたい」 といった要望や課題を解決する.....

近年の新卒・中途採用活動の動向

近年、採用活動にSNSを利用する企業が増えています。
東海ビジネスサービスが企業の担当者に向け実施した調査では「採用活動にSNSを利用していますか?」という質問に「はい」と答えた企業が59.6%となり、回答した企業の半数以上がSNSを採用活動に役立てているといった結果になりました。
引用:東海ビジネスサービス「人事担当から見た採用の課題」に関する調査

また就活生の間でも情報収集や応募の為にSNSを就職活動に利用しているという方も増えてきています。
BRANCが25卒の就活生584名を対象に行った調査では、「自身の就職活動にSNSを利用している」と答えた就活生が80.5%で、「情報収集のために企業SNSアカウントが必要」と答えた就活生は82.7%といった数字となりました。
引用:BRANC「コロナ禍におけるSNS就活についての実態調査」

このように求職者が情報を集めるためのツールが多角化されたことにより、企業や求職者の双方でSNSを利用した情報発信・情報収集が一般的なものになってきています。

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは?

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とはその名前の通り自社での採用活動にSNSを利用していく取り組みです。
自社HPでの求人や外部求人サイトへの求人掲載に加えて、SNSで会社情報や社内風景を投稿したり求人情報を投稿することで、より効果的な採用活動を行うことができます。
また、小規模の企業であれば採用活動をすべてSNSで完結させている例もあります。
 
中途・新卒採用を行っている企業の採用活動におけて
・求めているような人材が応募してこない
・応募が少ない・こない
・採用後の辞退率が高い
・外部求人サイトの利用料金が高い

などの課題を感じている企業は多くあります。
 
SNSを活用することで、企業独自の強みや魅力といった部分を効果的に求職者に伝えたり興味を持ってくれた人材へのアプローチなどを行うことができるので、利用者への企業の認知度や理解度の上昇、応募後の企業と利用者のミスマッチ防止、コストパフォーマンスの良い採用活動など様々な効果が実現できます。

企業でのSNS運用の始め方を解説します!企業PR・広告・顧客との関係性構築を目的としたSNS運用とは?
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SNS採用のメリットとデメリット

実際にSNSを採用活動に活用していく際のメリットとデメリットについて解説します。

メリット
 
1.求人サイトよりも企業の魅力をアピールできる
求人誌や外部の求人媒体に掲載する際は、数枚の写真と業務内容や給与・福利厚生などの文字情報のみでしかアピールができませんが、SNSでは自社の特性やターゲット層に合った媒体を選択し、自社の魅力・強みを前面に出した投稿で求職者に向け情報を発信することができます。
 
2.求人掲載費用が抑えられる
SNSは基本的に無料で利用できるものが多く、広告なども費用や期間、ターゲットを自由に設定できるものがほとんどなので計画的なコスト運用を行うことができます。
 
3.潜在的な転職層・学生に向けてアプローチができる
SNSでは、転職や新卒採用に向けて自主的に行動している顕在層以外のこれから転職や新卒採用を行う可能性のある潜在層にも向けて情報を発信することができます。
また、そういった潜在的人材に中長期的にコミュニケーションをとることで、希望の人材を逃すことなく採用につなげることも期待できます。
 
4.求職者とのコミュニケーションが容易
SNSによっては情報を相互にやり取りすることに特化しているものもあり、特にLINEなどを活用すれば利用者にとって気軽に企業側と連絡を取ることができ、より距離感の近いコミュニケーションを実現できます。
企業と利用者にて密接なコミュニケーションを実現することで、「思っていたのと違っていた」というような双方のミスマッチを防いだり、入社後の会社への愛着増加が見込めます。
 

メリット
 
1.実際に効果が出るのに時間がかかる
他の求人媒体や人材紹介よりも実際にSNSを採用に活用するには時間がかかる場合があります。
SNSは運用を開始してすぐに多くの人に情報を見てもらい魅力を伝えることは難しいので、将来的な活用を見越して中長期的な運用をしていくことが重要です。
 
2.運用コストの確保がかかる
SNSでの情報発信は1度行えばそれで良いというものではなく、多くの人に継続的に情報を見てもらうため、継続的な投稿やデータ分析からの定期的な目標設定・運用方針策定が必要となります。
そのため、運用担当者の業務量や投稿作成にかかるコストを考えながら運用していく必要があります。
社内でSNS運用をしていくリソースが難しい場合は外部にSNSの運用やデータ分析を依頼することも解決の助けとなります。

他企業の採用活動での各SNSの活用例

最後に、実際にSNSを採用活動への活用している企業の例を基に活用例を紹介します。

日本マクドナルド株式会社


こちらでは正社員向けではなく、アルバイト採用向けにLINEを用いてのSNS採用を行っています。
LINEで働きたいお店に問い合わせをするとそこの店舗のオペレーターに直接つながり、アルバイトの応募もLINE上で行うことができるので身近なツールであるLINEにフォームに入力するだけで履歴書を必要としない採用方法を行っていることが大きな特徴ともいえます。
企業HP:https://www.mcdonalds.co.jp/company/

 

株式会社Enjin


こちらの会社ではHPや求人サイトでの求人のほかに、InstagramやYoutubeでの情報発信も行っています。
SNSでの投稿内容は主に会社紹介や入社式の様子、先輩社員へのインタビューに関することを投稿することが多く、入社を考える人にとって社内の様子や働いている人の人柄を感じることができるような取り組みがされています。
企業HP:https://www.y-enjin.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/enjin_pr/
 

ミサワホーム株式会社

 
こちらの会社ではInstagramで新卒採用のアカウントを作成し、新卒就活生に向けて社員インタビューなどを中心に学生が知りたいと思えるような情報を発信しています。
投稿内容も応募者向けなのか内定者向けかを一目でわかるような色付けがされており、就活生にとって自分に必要な情報がどれなのかすぐにわかるような配慮もされています。
企業HP:https://www.misawa.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/misawa_saiyou/

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